内見者は来ているのに入居が思うように決まらない経験をお持ちのオーナー様も多いはずです。
賃貸マンションの浴室の仕事が多い私が見た経験と、これらのオーナー様に共通した点から分析しまとめてみました。
内見者がチェックする3要素
目次
“ネットでchintai”ではありませんがインターネットでお部屋探しが当たり前の時代です。
それだけに入居希望者は2~3件に絞って内見をします。ネットである程度物件を絞っているので成約率は高くなります。
これを逃す手は無いはずです。
内見者は来るのに決まらないオーナーは下記をチェックしてみてください。どれかが複数あれば改善の必要があります。
- 共用部
- エントランスの汚れや掲示板の乱れ
- チラシがあふれた集合郵便受
- 外壁があまりにきたない
- ごみ置き場が汚い
- 住戸内
- 排水の下水臭
- 室内の換気
- 住宅設備
- あまりにも経年劣化したキッチン
- あまりにも経年劣化したお風呂
- ガスコンロのない部屋
共用部での注意点
部屋に入るまでに目についてしまうのが共用部です。エントランスの掲示板や集合郵便受けがつぶれていたり、汚いのはNGです。
エントランスの汚れや掲示板の乱れ
内見者が一番最初に見るのが外観やエントランスです。エントランスが広い場合は特に清掃に気を付けてください。
掲示板はまめにチェックをして、古い掲示内容のものは破棄しましょう。はがれかけているのは絶対にNGです。管理体制が悪いか、ほかの入居者が悪いと思われ敬遠されます。
チラシがあふれた郵便受け
とくに敬遠されやすいのがチラシがあふれている郵便ポストです。
あふれて放置されているということは、言い換えれば管理体制がなっていないと判断し入居しません。定期的に点検しましょう。
外壁が余りに汚い
高い場所は別として業者に頼まなくても高圧洗浄機が家庭用品でも手に入りますので使ってみてください。意外ときれいになる場合もあります。
ごみ置き場が汚い
共通事項なのですが、管理体制を問われるのがごみ置き場です。
こまめな清掃をこころがけ、専用のストッカーを積極的に採用しましょう。
住戸内の注意点
現状回復工事も終わって住戸内も見た目はきれいになっています。ここでのポイントとは
排水の下水臭
匂いは個人差がありますが、下水臭は困りものですので、こまめに排水をして、排水トラップから匂いが上がらないようにしておきましょう。せっかくの内覧が台無しになります。
室内の換気
梅雨時期は湿気も多くなり、カビ臭い匂いがしたら、まめに換気をしてください。
住宅設備の注意点
近年は入居者は初期費用をできるだけ抑えたいので、生活必需品が最初から設置されているとうれしいものです。
あまりにも経年劣化したキッチン
新築当時の設備でも20年以上経てば経年劣化から陳腐化します。よほど大きなものでない限り、新品にすることお勧めします。ファミリータイプでは絶対条件です。
キッチンや洗面化粧台は古いものは思い切って交換し、物件価値を上げてください。この2点は内見者は良く見ています。
私の経験上も最近は築古物件では洗面化粧台はほぼ交換されています。キッチンはステンレス磨きもまだありますが、相続された2代目オーナー様は替えられている例が多いです。
あまりのも経年劣化したお風呂
浴室設備は費用がかさみますが、あまりにも劣化具合が激しいものは内見者に完璧に敬遠されます。
なぜなら、入居が決まって浴室のコーティングの依頼が結構多いのも事実です。お風呂のきれいさが決め手になっているからこそです。
ローコストの浴室リフォーム方法もありますので検討に値します。また、水洗やシャワー、シャワーフックも交換するのがベストです。印象が変わります。
ガスコンロのない部屋
ワンルームマンションにおいてもガスコンロは絶対アイテムです。ない部屋もまだまだありますが、入居率は悪いです。
ざっと思いついたものを書いてきましたが、最近の新築ワンルームにあるものも参考に書いてみます。
近い将来に賃貸物件に必要なアイテム
- 各部屋にエアコン
- モニター付きインターフォン
- ウォシュレット
- 宅配box
- 無料WiFi
上記のアイテムは結構常設されています。費用はかかりますが入居者に選んでもらうには工夫も必要ですが、最新設備は若い方向けには必要です。マストアイテムになってきました。
オーナー様で上記5点は全部揃ってる方は、くれぐれも入居募集の広告やネットに掲載すること忘れないでください。
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